ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023年6月12日【米国市場】米国は好地合いが継続で3指数が続伸 一方で原油価格は下落 投機筋の売りポジションがFOMC通過後に相場を揺らすか

米国市場概況

 

 

 

 

  • 米株は主要3指数が続伸
  • 14日結果発表のFOMCでは利上げスキップが見込まれ、先週「強気相場」入りしたS&P500が4,300ptを超え先週からの好地合いが継続している
  • セクターではITが2%超、一般消費財、コミュニケーションが1%超の上昇、一方エネルギーが-0.97%と軟調
  • SOX指数は+3.31%と堅調

 

  • フェドウォッチによると6月FOMC金利据え置きの確率は75%程度
  • 来月のFOMCでの利上げ確率は71%
  • 来月が最後の利上げとなりその後は高金利を維持すると見られている

 

  • 5月の米財政収支は2403億ドルの赤字 赤字額は市場予想を上回る
  • 明日の5月CPIは前年比+4.1%と4月分の+4.9%から鈍化が見込まれている

 

  • テスラは2.2%高で終了 同社の過去最長の続伸記録となる12日連続上昇
  • ゴールドマン・サックスが2023年12月のWTI原油の予想を従来の89ドルから81ドルに引き下げたことが原油先物の重荷 中国の原油需要低迷に加え、ロシアなど経済制裁対象国からの供給過剰が理由
  • 商品先物取引委員会(CFTC)によれば、投機筋による「Eミニ・S&P500種株価指数先物」の売越幅は5月30日時点で43万4170枚とQUICKでさかのぼれる01年以降で最高に

 

 

相場へのコメント

 

米国は翌日のCPIや翌々日のFOMCを前に基本は様子見なのだが、先週の好地合いが継続してS&P500が終値で4,300ptを超えた。

投機筋がFOMCを前に一部空売りを買い戻しているようだが、まだまだ空売りが蓄積しているようでこのポジションがFOMC通過後に相場を揺らす可能性がある。

 

一方同じリスク資産である原油価格は大幅下落で70ドル割れ。

口先介入だけでなく供給制約なども発表したが、将来需給懸念やゴールドマンの価格予想の下方修正が響いたようだ。

対象とする資産で将来の見通しに対する織り込みが全く異なっている。

需給の動きと言えばそれまでだが、相場の難しさを感じる局面だ。

 

まずはFOMCとパウエル議長の会見を見て、相場反応を見てみるしかないだろう。

現在の相場予想から大幅に違う見解が出るとは思えず、多少の値幅は出るにせよショックと言える動きは出ないだろうと思われる。

 

Fear&Greed IndexなどはExtremeGreedなのだが、これが従来通り株の下落につながるか。

もしくは先月の過熱感を無視して上がっていく日経のようになるか。

全世界の投資家の注目のFOMC結果。

その一部答え合わせが本日夜のCPIで見られることになりそうだ。