ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023年6月9日【日本市場】日経は3日ぶり大幅反発し週間で740円高で9週続伸 米国はVIXがコロナ後最低水準でSP500が強気相場入り 来週のFOMC反応で大きな動きが出るか

寄り前

 

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前場

今日は株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)の算出日

 

SQ値はQUICK試算で32018.38円だった

 

 

 

後場

 

 

大引け

 

 

 

  • 日経平均は3日ぶりの大幅反発となり終値は623円高の32,265円
  • 東証プライム市場は上昇1,522銘柄、下落267銘柄数
  • 出来高は15億2,746万株、売買代金は4.36兆円

 

  • 前日の米国上昇を受け寄り付きから高く始まった
  • ドル円円高となったが株には悪影響がなく、取引時間に円安に振れたことは逆にプラスになった模様
  • MSQを波乱なく通過し上昇も前場は上値の重い場面も
  • 後場に上げ幅拡大し、火曜までの強い地合いに戻した
  • 5大商社がそろって上場来高値を更新した

 

  • 昨日と一昨日の2日間で860円ほど下げはしたが、本日の大幅高で週間では740円高となり9週連続の上昇
  • 本日の主役は大型株でマザーズなどの新興銘柄は昨日の自律反発程度

 

 

 

コメント

日経平均は昨日までに下落で調整が十分と見られたか、火曜日までに強い雰囲気が戻ってきた。

前日の米国が新規失業保険申請件数の増加により、利上げ停止に傾き金利が低下。

株に有利な状況で引き続き日本株に買いが入ると見られた模様。

前日までの下落でたまったショートも上げの養分になっていそうだ。

 

日経は9週連続上昇となり、来週の材料豊富な中銀ウィークの中でも10週続伸となるかに注目。

米国株高が起これば6日に付けたバブル崩壊後の高値(32,506円)を上回って、一段上のステージに行けるかもしれない。

 

本日は日銀の植田総裁がETFについて「持ち続ける選択肢もある」などと発言。

今週はアルゴが処分売りを想起させた発言に反応したことから、そのカバーをしたのだろう。

植田総裁は学者でもあり現状について白黒はっきり見えていると思うのだが、早めに政策修正はしないようだ。

慎重派というか修正しないで現状をなるべく長く続けたいように見える。

 

今週は32,700円台で打たれた感覚が強かったが、今日の動きでまた分からなくなってきた。

日経平均は何度も「33年ぶり」を更新していくが、いまだ道のりは遠いにせよ本当に見たいのは「34年ぶり」の記録だろう。

日銀の緩和継続無しでは実現不可能にも思えるのだが、植田総裁の政策点検期間1年ほどの間にたどり着けるだろうか?

 

 

本日の米国市場見通し

 

本日は経済指標など目立った材料がない。

来週がCPIとFOMCを控えているので売買を手控えることになりそう。

今週は利上げ停止の判断をしたオーストラリアとカナダ中銀の利上げ再開が話題となった。

昨日の新規失業保険申請の増加により一転「利上げ停止」に傾いているが、利上げ見通しが日替わりなのでFOMCまで不安定さは続くか。

 

VIX指数は13.65ポイントとコロナ後の最低水準を更新しセンチメントの改善が著しい。

S&P500は昨年の安値からの20%上昇し、「強気相場」に突入。

来週のFOMCにポジティブ反応を示すなら、大きな上昇になる材料がそろっているように思える。