ぽろの投資日記【相場コメント】

相場の概況や思ったことを日々更新します。相場概況、個別銘柄やニュースへの意見はあくまで個人の意見であり、投資を推奨するものではありません。投資判断は各自で責任を持ってお願いします。 記事に記載のURLには商品の紹介や仲介料が発生するものが含まれる場合があります。(Amazonアソシエイトリンク等)

2023年6月7日【日本市場】日経平均は5日ぶり大幅反落 SQ週の水曜日が相場を揺らす 米国は悪化した中国貿易統計と為替動向がポイントか

寄り前

 

 

 

前場

 

 

 

 

後場

 

 

 

 

 

 

 

大引け

 

 

 

 

 

  • 日経平均は5日ぶり大幅反落593円安の31,913円
  • 東証プライム市場の上昇銘柄数は504、下落銘柄数は1,268と下落が優勢 売買大金は4.65兆円
  • 3桁上昇スタート後に200円超の上げ幅を見せるも前場に急落 その後反発も再度売り直され前場を終えた
  • 後場の寄り付きは買いが優勢も再度売りが出てきて上げ幅を消失 14時前に急落する場面がありその後下げ幅を取り戻すも売り直された
  • SQ(特別清算指数)算出の週の水曜日の波乱というアノマリーも気にされて値幅が大きくなったか
  • ここまで堅調だった.半導体や商社に利益確定売りが入った
  • 衆院財務金融委員会での植田日銀総裁の発言が伝わる中で値動きが不安定化するなど材料に過度に反応している神経質な展開となった

 

 

コメント

日経平均は600円近い下落で終えた。

4日続伸の上げ幅1600円超の調整と見ると下げ幅も驚きはないが、日中値動きが不気味だった。

「鋭い角度での急落→短時間でその下げを戻す→その後ゆっくり売られる展開」が前場後場に1回ずつあった。

材料と連動しないで上げてきた相場だけに下げもよく分からないまま起きても不思議ではない。

 

それにしてもSQ週の水曜日は荒れるの法則を痛感した1日だった。

明確な根拠はないなどと言われるが通念としての売りに浮かんだ人も多かっただろう。急激な動きはアルゴだと思うのだが、世界で有数の鉄火場となっていて値動きがえげつない。

SBIの証券アプリも安定のバグが発生した。

 

f:id:champoro:20230607160800j:image

 

 

 

 

本日の米国市場見通し

経済指標

・21:30 米・4月貿易収支

・23:00 カナダ中銀が政策金利発表

・04:00 米・4月消費者信用残高

 

前日の米国株はS&P500とナスダック総合がともに終値の年初来高値を更新している。

本日の日本時間に発表された中国の5月の輸出額が7.5%減と予想を上回る悪化はネガティブだと思われる。

最近の中国の指標は日経やTOPIXに反応が薄く、米国に大きく影響が出る印象。

今週は材料に乏しく値動きが期待されていないので、新規の悪材料は下げ寄与が大きいかもしれない。

といっても21時30分の米4月貿易統計の反応次第だろう。

 

23時のカナダ中銀の政策金利は据え置きが予定されている。

普段であればそれほど気にしない指標なのだが、前日のオーストラリアが予想外の利上げで為替市場を揺らしただけに、カナダも予想外利上げすると世界の利上げ観測が高まり波乱を起こしそうだ。

ウクライナのダム決壊などで地政学リスクが高まる恐れがある。

アジア時間には日経平均の大幅下落がドル円に影響を与えている。

為替市場に警戒が必要になりそうだ。

 

6月FOMCでは利上げのスキップが見込まれている。

しかし7月は利上げが織り込まれており、9月も51%で利上げ確率が織り込まれている。

年末まで見てみると利下げが織り込まれており、無駄に上げて無駄に下げる意味不明な先行き見通しになっている。

最終的には来週のCPIが大きく影響を与えると思う。

ここら辺は日替わりで内容がいかようにでも変わるのだろうし、今週に先行きで右往左往しない方がよさそうだ。