ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023年5月31日【日本市場】日経は月末リバランスで6.95兆円の大商い 440円安も過熱感弱まる 米国は債務上限問題と月末利益確定に注目

寄り前

本日の日本株市場は北朝鮮の号砲でスタート…

 

 

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前場

 

 

 

後場

 

 

 

 

 

 

 

大引け

 

 

  • 日経平均は5日ぶり反落 440円安の30887円
  • MSCIや月末のリバランス、値幅も出たことから6.95兆円の大商い
  • 昨日まで強い半導体株や商社株が売られる
  • 業種別でプラスは保険と空運のみ
  • マザーズはほぼ横ばいながらプラスで終えた 月末リバランス 主力株が軟調なことによる幕間つなぎの買いが入ったか

 

  • 午前の中国5月製造業PMIが48.8と4月の49.2から予想(49.4)に反して低下
  • 米債務上限問題は議会通過に向けて警戒が続いている
  • 前日の財務省金融庁・日銀が「三者会談」実施でドル円は円安一服

 

コメント

月末でひと段落という1日になった。

売買代金は6.95兆円の大商い、大引けの売買が大きかった。

 

今日の下げで25日移動平均線との乖離率が3%台半ばまで低下。

騰落レシオと併せて過熱感や買われ過ぎが解消されてきたところで、買う動きが出てくるか。

来月以降の反応に注目したい。

 

取引開始前に発表された4月鉱工業生産は前月比-0.4%と予想(+1.4%)に反してマイナスに。前年比でみても-0.3%と予想(+2.0%)と大分乖離を感じる。

今月はPBR改善、米半導体の波及で予想外に上がった日経TOPIXは、来月以降業績が意識されていくだろう。

日本は景気敏感株が多いので、世界経済の見通しが軟調であれば上値抑制要因となるかもしれない。

 

祝日明けの米国の反応は高安まちまちで、債務上限問題も完全に終えられずモヤってる状況。

最後はデフォルトせずに着地することは確定とされており、政争の具の結果としてのゴタゴタに世界中が巻き込まれている。

 

昨日の日本の三者会合はドル円に影響を与えたものの、140円超の円安を抑制する程度か?

神田財務官からの口先介入のジャブが出されたので、昨日までと同じ材料では140円を超えて定着するのは難しく感じる。

急な円安ドル高が起きれば口先介入が要人から発せられて、為替介入も実施される可能性はあるのだろう。

為替介入は政府が決定する立場だが、金融緩和政策の結果として日銀にも説明責任が出てくるだろう。

 

 

 

本日の米国市場見通し

経済指標

  • 22:45 5月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)
  • 23:00 4月JOLT求人件数
  • 6/1 03:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

 

今日も注目されるのは債務上限問題だろう。

共和党民主党議員には根強い反対勢力がいるらしく、下院で採決されるか様子見姿勢が強まりそうだ。

Xデーは6/5であり時間的猶予は少ない。

 

月末最終営業日となる。

今月の絶好調セクター半導体及びハイテクに利益確定の売りが出るかもしれない。

 

FRB高官の発言も予定されている。

先月まで指数に変動をもたらしているJOLT求人件数の結果をマーケットは気にしそうだ。